みなさん「カリフラワーライス」ダイエットをご存知ですか?
「カリフラワーライス」はカリフラワーを米粒大に刻んでお米に見た立てている商品で、多くが冷凍食品で販売されています。
今、カリフラワーライスを使ったダイエットが注目されています。ご飯の代わりに、細かく刻んだカリフラワーを食べることで、糖質とカロリーを減らす方法です。実際に、このやり方がとても流行っていて商品も売れています。
けれども、ダイエットにカリフラワーライスを使う際は少し注意が必要です。これを知らないと何度もリバウンドを繰り返すことになりかねません。
今回は、ダイエットにおけるカリフラワーライスのメリット・デメリット、そしてこの方法がオススメな人の特徴ついてご紹介します。
カリフラワーライスのメリット
カリフラワーライスのメリットは3つあります。
1つ目、カロリーが低い。
2つ目、野菜の食物繊維が摂れる。
3つ目、血糖値が安定する。
順番にご紹介します。
1)カロリーが低い
お米のカロリーとカリフラワーのカロリーを比べると、カリフラワーのカロリーの方が断然低いです。白米は100g・130kcalに対し、カリフラワーは100g・24.9kcalです。
このため、食事全体のカロリーを下げられます。これはとても大きなメリットです。
2)野菜の食物繊維が摂れる
お米は白米の場合、カリフラワーと比べて食物繊維の量が全然違います。白米は100gあたり食物繊維は0.5g、一方カリフラワーは100gあたり食物繊維は2.9gです。
ですから、普段から食物繊維が摂れていない方にカリフラワーライスはすごくお勧めです。
3)血糖値が安定する
血糖値が安定するのは食物繊維の作用です。
食物繊維の豊富な食品は、食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。カリフラワーライスを上手に使うことで、血糖値の乱高下を防ぐことができます。
ご飯だけを食べると、血糖値は急激に上昇しやすく、そして下がりやすくなります。急に血糖値が下がった時には、とてもお腹が空いて、結果的にカロリーを取りすぎてしまう可能性があります。
また、血糖値の乱高下が起きる時には血管が傷つきます。これが生活習慣病の原因になりやすいとも言われています。
ですから、血糖値は乱高下せずに、安定した幅の中で上下するというのが理想です。
カリフラワーライスのデメリット
低カロリーで食物繊維も豊富なカリフラワーライスはとても良い商品ですが、1つだけデメリットがあります。それは、カリフラワーライスを使うとPFCバランスが崩れる可能性があることです。
PFCとは、たんぱく質・脂質・炭水化物3つのこと
たんぱく質=プロテインのP、脂質=ファットのF、炭水化物=カーボハイドレイトのC
理想のPFCバランス【たんぱく質13~20%・脂質20~30%、炭水化物50~65%】
この割合になった時、とても代謝が上がりやすいと言われています。逆に、この3つのバランスが崩れると代謝は下がります。
主食をカリフラワーライスにした場合、炭水化物のバランスがとても低くなります。
比率ですから、炭水化物が低くなる分、脂質とタンパク質が上がってしまいます。そうなるとPFCバランス崩れてしまうのです。
糖質を下げてカロリーを抑えると体重は減ると思います。けれど、代謝が上がっていません。単にエネルギーが下がった結果、体重が落ちているだけです。
この方法で、目標体重まで減らし通常の食事に戻した際は、基礎代謝が落ちてしまっているので余計にリバウンドしてしまう可能性があります。
カリフラワーライスダイエットを行う際はこの点に注意する必要があります。
カリフラワーライスダイエットがオススメな人の特徴
カリフラワーライスがオススメな人の特徴3つあります。
1つ目、W糖質が好きな人
2つ目、野菜の摂取量が少ない人
3つ目、毎日夜ご飯が遅い人
具体的にご紹介していきます。
1)W糖質が好きな人
W糖質というのは、「ラーメンとチャーハン」「うどんとお稲荷さん」「パンとパスタ」のような主食同士の組み合わせです。
W糖質が好きな人は、糖質を食べている割合がとても多いので1つをカリフラワーライスに置き換えることで糖質の量を適量にすることができます。
食事を前項でお伝えした黄金のPFCバランスに近づけることができます。こういう人はどんどんカリフラワーライスを利用してください。
2)野菜の摂取量が少ない人
カリフラワーライスは白米を食べているイメージで食物繊維が取れます。ですから、野菜が苦手な人でも自然に野菜を摂ることができます。
食物繊維を多く摂ると、自然と腸内環境が整って脂肪をより燃焼しやすくなります。野菜が苦手な人や、普段外食や惣菜が多くて食物繊維が足りていない人に大変オススメです。
3)毎日夜ご飯が遅い人
21時過ぎなど、遅い時間に帰宅した際の食事にはカリフラワーライスを利用して糖質を下げて食べるのがおすすめです。夜遅くに白米を摂ると、その糖質は肝臓に脂肪として蓄えられやすくなるためです。
代わりに1日食事の摂取量で糖質が低すぎてしまってPFCバランスが崩れてしまう可能性があります。
この場合、夕方の早い時間におにぎりやパンを少し食べて糖質の量を確保しておく方法が良いと思います。
まとめ
前項で3つの特徴に当てはまる人には、カリフラワーライスダイエットが効果的でおすすめです。理由は、PFCバランスが1番良い割合になるから。
反対に、普段からあまり糖質を摂らない人・野菜はしっかり食べている人・夕食は19時位までに済ませられる方にはメリットが感じられないかもしれません。
カリフラワーライスダイエットを始める場合は、ご自身のライフバランスをよく観察して見極めてくださいね。
あなたの参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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